いきなりタイトルが大仰な感じがしますが、新年なので少し「夢のある話」をしてみます。いよいよ第5世代移動通信システム、いわゆる5Gが日本で始まります。すでにドコモなど通信大手のお店では5Gの体験をできるようになっているそうです。
釈迦に説法の方も多いとは思いますが、5Gスタートで、この世の中がどう変わっていくの?というお話に少しお付き合いください。
まずは、そもそも5Gって何よ?というお話。意味は5Generation(第5世代)ということですが、ざっくりと1G(第1世代)から順番に「アナログですけど電話が携帯できるようになりました」→2G「デジタルに変わってメールが打てるようになりました」→3G「iモードやezwebといった情報のプラットフォームが見られるようになりました」→4G「電話機能付きのネット接続デバイス(=スマホ)が登場したおかげで出来ることが爆発的に増えました」みたいな感じとミヤケは理解してます。(解釈に異論のある方もいらっしゃるとは存じますが、平にご容赦を)
で、5Gです。何が出来るようになるの?・・・ググってみた結果、あえての難解ワードを持ち出すと、①高速大容量通信②超信頼・低遅延③多数同時接続ということになるみたいです。このうち、①と③に関してはイメージがつきやすいと思いますんで、②を補足しますと「普通の人間では判断できないほどしか、(通信状況が)遅れない=ほぼほぼリアルタイム」ということです。
「それがどうした?」という話になりますが、結構すごい時代がやってきます。外科病院と遠隔地でお医者さんの医療行為がつながって、今までの技術では「やばっ!メスで切りすぎちゃった!」みたいなことがなくなるということです。通信が遅延すれば、0.1ミリでも執刀行為に誤差が生じる可能性があったわけです。通信が遅れないというのは、クルマの自動運転にも欠かせません。突拍子もなくチーターみたいに素早い猫ちゃんがクルマの前を横切ったとしても、キキーっとブレーキが踏まれて、みんなハッピーみたいな絵も想像できるわけです。
じゃあ、①と③はどうなるのよ?・・・わかりやすい例では、お店にスマホとかのデバイスも持たずに手ぶらで行って、好きな商品をレジ通さずにそのまま持ち帰れるなんて時代がやってきます。今の日本では「万引き」で捕まっちゃう行為でも、近い未来では現金という概念がなくなり買い物スルーの時代が来るかもしれません。
それでも、なんか例えがわかりにくいかもしれません。TVCMの方がわかりやすいとすると、スポーツ観戦をしている競技場で観客全員が自分のデバイスを開いて、選手の顔をリアルタイムで覗いたり(高速大容量通信)したりするコマーシャルって観たことないですか?あんな感じです。
それでも、それでも、「ミヤケの説明じゃ、いまいちわからん(怒)」という方は、総務省の「5G紹介動画」が公開されています。今、ご紹介したお話が動画でご覧いただけます。そちらをご覧ください。
リンクをご覧いただいた方、いかがでしたかぁ?少年は「万引き」で捕まってませんでしたでしょ(笑)。で、そんな時代って、決して遠い未来ではなく、今年の春から始まっちゃいます。というか、もうアメリカとか韓国では始まっていたりします。問題はこうしたイノベーションをどういうサービスに活用していくのか!が、技術大国・日本の出番ということです。冒頭で「夢のある話」としたのは、ごめんなさい、間違いでした。すぐ明日には起こりうる話です。なんで訂正いたします。
さて、そんな世の中に、大概30年は遅れがちになってしまうのが、我が「地方議会業界」。今回のテーマは、「5Gの時代になると政治がこんな風に変わるかも?」。初夢の本題は松の内が終わってから・・・(続く)
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