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執筆者の写真三宅まこと

狛江市の都市農業



「農業で実現する地方創生」日経地方創生フォーラムに参加しました。

狛江市の農家さんにもっともっと光を当てることは街の起爆剤になる、そんな可能性が十分にあると私は思っています。今回の国会では、生産緑地に関する法律が審議される予定だったと思いますが、すっとんでしまってはなはだ残念です。でも時代は確実に都市農業に、狛江市にフォローウインドが吹きつつあると思います。

さて、本日のフォーラムでお聞きした各氏の話は大変興味深いものでした。 基調講演では農水省審議官、天羽隆氏の「30分でわかる日本の農林水産業の現在位置」的な話。 パネルディスカッションメンバーは以下の6名。 ❶農業情報一元化のプラットフォームを目指すマイナビ農業を立ち上げたマイナビ執行役員、池本博則氏。 ❷国家戦略農業特区に指定され、その恩恵にとどまらず、幅広く農業に関心を持つ異業種民間企業にも門戸を開いて街づくりを行う新潟市長、篠田昭氏。 ❸過疎の街ながらも、道の駅や牛糞飼料を核に街づくりを行う茂木町長、古口達也氏。 ❹多品種の水稲を作付けし、農作業の分散、平準化、機械の稼働率向上で生産性をあげるビジネスモデルを実現した株式会社穂海代表、丸田洋氏。 ❺農業の六次産業化(=農林水産物を収穫・漁獲するだけでなく、加工し、流通・販売まで手がけることで、農林水産業の経営体質強化を目ざす経営手法)のお手伝いを日本各地で行う株式会社キースタッフ副社長の伊藤順氏。 ❻コーディネータとして、日本総研・農業チームリーダーの三輪泰史氏。

中でもキースタッフ伊藤氏の話は興味深いものでした。 農家さんが精魂込めて作った野菜のうち、流通にのることのないいわゆる規格外品は約4割。これを一次加工する技術を農家さんに伝えることで、農業の六次産業化につなげていく可能性を促していく手法です。 壮大な夢かもしれませんが、狛江市のような少量多品種の都市農業であっても応用できる部分はあるのではないか? 農業には門外漢の私ですが、だからこそたくさんのアイデアを絞りだしていくことで、少しだけでも街のお役に立てることはないのか?、すごく夢が膨らむセミナーとなりました。


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