いつもお気楽で遊んでばかりと思われがちなミヤケですが、意外に真面目な仕事もやっていますというお話です。
備忘録代わりで長文につき、行政に政策提案されている議員さん等、ご興味ある方はご覧ください。
写真はzoomで打ち合わせさせていただいた梶井先生。狛江市内の基幹病院、慈恵第三病院隣にある慈恵医科大学の看護学科老年看護学科教授です。市民にとって病院は身近でも、大学は少し縁遠い存在かもしれません。数年前からミヤケは梶井先生とコンタクトをとりながら「地域包括ケアシステム狛江市モデル構築」を模索しておりました。
で、以下の2つのことをやります。
① 潜在看護師の掘り起こしアクション
潜在看護師の掘り起こしは政府でも議論しているそうです。前提として、退職した看護師は「退職しましたよ」という届けを都道府県のナースセンターにすることになってます。届け出は任意なので、実態はつかみきれません。
市は防災時のボランティア潜在看護師の募集をしていますが、現段階で手を挙げた方はお二人という事でした。
ここで、潜在看護師の立場になってみますと、現場から離れて数年たつ方々はご自分の生活や健康状態もあるでしょうから、もろてを挙げて復職しますよという方ばかりではなないはずです。一方、コロナ禍で、メディアが「潜在看護師」というワードを連発するようになりました。ひょっとしたら「私の出番かな」と思われている方もいらっしゃるのではないかという仮説を立てました。コロナ禍を好機ととらえ、潜在看護師の復職を促す仕組みをアウトリーチでしていく施策になります。
名付けて、「以前に看護師をやられていたみなさーん!地元、慈恵医科大学でワクチン接種研修をやりますので、ぜひ参加してみませんか」施策です。
現在、狛江市接種は、狛江市医師派遣看護師と医療福祉法人委託先から派遣の看護師等を二本立て、バックアップ要因として市の保健師がかけつける体制をとっています。「現状で射ち手は足りている」が市の見解です。但し、3月1日段階の議会答弁では「一定の実績のある潜在看護師に協力いただくことも選択肢の一つ」と答弁されていました。
一寸先は闇です。心配性のミヤケは梶井先生と一緒になって、潜在看護師の中で復職に興味ある方々を対象とした「ワクチン接種協力」をトリガーとした復職支援キャンペーンをこしらえてみました。具体的な方法論として、東京都福祉保健局を巻き込みながら立案していければいいなあと、あれこれ考えてみます。
② 「地域包括ケアシステム狛江市モデル」構築へ
過日、東京慈恵会医科大学JANPセンター(地域連携看護学実践研究センター)が研究を進める「潜在看護師」に関して、文科省の補助金が下りることになりました。具体的には「狛江市を中心とする認知症の方、及びご家族様の支援を継続的に地域で行うモデル事業(三年間)」となります。
次のステップは市にバトンを渡して、仕組み作りの検討委員会設置を目指すことにします。その中で潜在看護師の掘り起こしも計画に入れたいと思います。
新しいことをやるためには、アイデア出し→トライアルの繰り返し。ギイン任期は残り2年、いよいよラストスパートです。
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